冬の餃子と貴州豆豉鍋-ツボイ&サトタカの点心火鍋天国
12月22日(日)12:00~16:00、御徒町『老酒舗』2Fに『ツボイ&サトタカの点心火鍋天国』をオープンします。
日曜のひるにちょっと立ち寄り、点心師が目の前でつくる水餃子や香酥餅(シャンスービン)をつまんでちょっと一杯。
〆は中国貴州省のクサウマ郷土鍋、大方豆豉(トウチ)火鍋でおなかの中から温まって、にやにやしてもらえたらうれしいです。
鍋と餃子と熱燗と。
今日ここだけの点心を作るのは、北京と広州で腕を磨いた個性派点心師、ツボイちゃん。
某栄養大学に「点心部」を創設し(現在も存続!)、卒業後は北京と広州に学び、帰国後都内高級レストラン等の厨房を経て、現在はレストランの商品開発等の助っ人として招聘されるプロの点心師です。
店の裏方としていろいろな点心開発に携わるツボイちゃんですが、実は彼女自身の点心を食べられる機会は、公にはほぼ皆無。職人の精緻な仕事もご覧いただきつつ、ぜひこの機会に味わっていただきたい!
一方、サトタカはこの1年半で5回訪れた中国最後の秘境、貴州省の郷土料理である豆豉(トウチ)火鍋をお出しします。
貴州の豆豉はひと言でいうと干し納豆。ですが、納豆嫌いの日本人男子が口々に「これなら食べられる!」と歓声を上げる、豆のうまみとコクたっぷりの火鍋です。
味の決め手は貴州省大方県名産の豆豉(トウチ)と、唐辛子を練り潰した糍粑辣椒(ツーバーラージャオ)という調味料。
現地で「飯遭殃 (メシがやられるぞ)」の異名を持つこの鍋を、1~2名にぴったりの砂鍋で、熱々に熱してご提供します。
さらに今回は、料理に合わせて「老酒舗」のお燗番がつける燗酒もご用意。もちろんビールやホッピー、白酒でも問題なし。1,000円で甕出し紹興酒が1時間飲み放題!なんてサービスもあります。
なんたってここはガード下の〈飲兵衛のコンビニ〉。 お好きな飲みものをお好きなだけどうぞ。飲まない方にはノンアルコールのご用意もあります。
今回は「イベントやるぞー!」というガチムードではなく、ご予約なしで、料理もお酒もすべてアラカルトでお楽しみいただけるスタイルです。
場所はJR御徒町のガード下。上野広小路、湯島、仲御徒町などからも徒歩圏内です。当日はお時間内に、ふらりと気楽にいらしてくださいね。売切れの際はご容赦を。
当日のメニュー
香酥餅(シャンスービン)1個450円 ★限定40個
生地に挽き肉を混ぜ込み、鉄鍋でクリスピーに焼き上げた小吃です。今回の味付けは、ツボイちゃんとサトタカが昨年4月に訪れた四川省成都市彭州名物、軍屯鍋魁(ジュントゥングオクイ)インスパイア。花椒を使った、スパイシーな味わいがクセになります。
きのこの餃子 3個350円
きのこ味がブシャーッと感じられる水餃子です。複数のきのこを煎り焼きした香ばしい餡の構成員は、スターきのこもいれば、縁の下の力持ちきのこ、隠れきのこも。餃子の中に封じ込めた、折り重なるきのこの風味をお楽しみください。
みどりの餃子 3個350円
春菊を中心に、冬の青菜を合わせて作る水餃子です。中国東北地方には、茴香だけの「ザ・草!」という味わいの餃子がありますが、意外にもクセになる味。肉の餃子にはない軽やかさが身上です。
ごぼうの餃子 3個350円
ごぼうの香りと歯触り、味噌のふくよかな味わい、豚肉のコクが味わえる水餃子。冬らしい味わいをイメージして作りました。後を引くピリ辛仕上げ。
一斤餃子 1斤1,200円 ★限定10盛り
中国では一般的に、餃子を量単位でオーダーします。斤(きん)は最もよく使われる単位で500g。今回は3種類の餃子を盛り合わせにして、単品オーダーより少しおトクにご提供します。ぜひ一斤オーダーで大陸気分を味わってください。※皮と餡を合わせた重量で1斤です。
大方豆豉火鍋 1,200円
貴州省大方産の豆豉(トウチ)をふんだんに使った火鍋です。豆豉といっても、麻婆豆腐や回鍋肉に使われている、ふつうの豆豉とはまったく別物。この鍋を食べたら「豆豉って豆なんだね」と思っていただけるはず。先に言っておくと、くさいです。しかし納豆に慣れた日本人なら間違いなくいけます。納豆嫌いでもイケるとの噂。
ごはん 100円(鍋の〆用)
豆豉火鍋は飯どろぼう。鍋に残ったスープに米を投入して掻き込むもよし(おすすめ)、最初からごはんとともに食べてもよし。ごはんオーダーの際にご希望があれば、鍋に残ったスープの温め直しも承ります。
★上記の料理は、老酒舗2Fでキャッシュオン(現金精算)となります。
ドリンクおよび老酒舗で提供している通常メニューは、老酒舗でお食事後にご精算となりますのでご協力よろしくお願いします。
★アルコールをオーダーしたお客様には、老酒舗のお通し300円が別途かかりますことご了承ください。ノンアルコールをオーダーしたお客様にはかかりません。
★提供メニューおよび価格は変更される可能性があります。
★価格はすべて税込金額です。
冬の餃子と貴州豆豉鍋-ツボイ&サトタカの点心火鍋天国会場:老酒舗(ろうしゅほ)2F ※JR線ガード下 |
サトタカ(佐藤貴子)
食と旅を中心としたコンテンツ企画、編集、執筆、監修、コーディネートなどを手掛ける。10代でフランス菓子の再現にハマり、20代後半で中華食材の多様性にハマり、30代で中国郷土料理の沼にハマる。中華がわかるウェブマガジン『80C(ハオチー)』ディレクター。中華圏を胃袋目線で旅する『ROUNDTABLE』主宰(当サイト)。東洋医学を胃袋で学ぶ『古月漢満堂』企画など。